Steam Deck OLEDを買いました。ひとまず一週間ちまちまプレイしてみて、色々思ったことなどあるので、簡単にまとめてみようと思います。

購入検討してる方の参考になれば幸いです。
買った理由と、最初に感じたこと
「Steamのゲームをもっと手軽にプレイしたい」──これが購入を決めた最大の理由でした。普段はデスクトップPCでゲームをしているのですが、場所に縛られる感覚に、ずっともどかしさを感じていたんですよね。
私は普段フリーランスのグラフィックデザイナーをしているので、仕事中は常に自宅のPC前にいます。仕事が終わってゲームを遊ぼうと思っても、ずっと座り続けるのは腰への負担が大きく、正直かなりつらい。しかもヘルニア持ちである!そんな中でSteam Deckの存在を知り、「これなら生活の中でもっと自由に遊べるかもしれない」と思い、思い切って購入しました。

本当はもっと早くに欲しかったのですが、価格やサイズ感などに悩みながら、ついに踏み切りました!

初めて本体を手に取ったときは、その存在感に少し驚きました。画面は大きく、発色も鮮やかで、まさに“持ち歩けるゲーミングPC”という印象。
個人的にはトラックパッドに触れたときの独特の感触がとても心地よく、つい意味もなく撫でたくなってしまいます。たとえるなら、上質な文具のマット紙を指先でなぞるような、軽やかさと滑らかさが同居したような感触でしょうか。昔のipodのホイールをくりくり回してる感覚に近いです。操作とは関係なく、指をすべらせているだけでちょっとした満足感がありますね。
Steam Deckのある生活ってこんな感じ

Steam Deckでのゲームプレイは、まさに“ちょい遊び”にピッタリです。1~2時間の軽いセッションならバッテリーをあまり気にせず遊べるので、ちょっとした空き時間に起動しやすくなりました。また、これまでは「ゲームをする=PC前に座る」でしたが、Steam Deck OLEDを導入してからは、ベッドで、ソファで、キッチンの横で、エアロバイク漕ぎながら――などなど、どこでもゲームができるようになりました。
わたしの趣味のほとんどが、PCを必要とします。なので、PCから離れてやる趣味といえば、読書しかありません。その読書の時間が減るのはアレですが、とはいえSteamに積んでいるゲームをサクッとプレイできるようになったのは、とてーも便利です。
仕事道具に囲まれた日常の中にあるただ「遊ぶため」のガジェット

自宅で働くフリーランスにとって、仕事場=生活空間というのはごく当たり前のことです。デスクの上には作業用のPC、液晶タブレット、カラーチャート、ノート、資料など。すべてが「仕事道具」で、目的を持った道具に囲まれた環境で日々を過ごしています。
そんな中にSteam Deckがあると、それだけで空気が少し変わりました。ただ「遊ぶため」だけにそこにあるツール。ずっと仕事の延長にいるような生活の中で、「これはまったく関係ない世界のものだ」と感じさせてくれる存在があるだけで、気持ちが少しほどけます。Steam Deckはある種、「仕事」から自分を遠ざけてくれるガジェットなのかもしれません。
トラックパッドとジャイロの好感触

さて、もう少しこのガジェットの仕様部分を深堀っていこうと思います。個人的に印象的だったのは、トラックパッドとジャイロ操作です。Steamにはマウス操作を前提にしたゲームが多いので、最適化はどうなってるのかなーとちょっと不安でした。しかしSteam Deckのトラックパッドは、まるでノートPCのタッチパッドのような直感的な操作感があり、反応も繊細です。軽くなぞるだけでカーソルが動き、RPGやストラテジーゲームでは特に重宝しますね。
さらに感圧センサーによって、押し込みの強さで異なる動作を割り振ることも可能。例えば、弱く触れてエイム、強く押して攻撃といった操作ができ、指先の微妙な力加減が操作にそのまま反映されるのが面白いところです。
そしてジャイロ操作の存在も大きい。本体を傾けることでエイムを微調整することができるため、シューティング系のゲームでは便利です。

ちょうどswitchのスプラトゥーンのジャイロ操作なんかに慣れている人なら、すぐにとっつけるかと。
買ってよかったか?
わたしにとっては初めてのSteam Deck。旧モデルと悩みましたが、OLEDモデルは非常に完成度が高く、「最初からこれを選んでよかった」と感じています。もちろん、すべての人にとって完璧なデバイスではないかもしれませんが、自分にとっては間違いなく“ゲームとの向き合い方”を変えてくれた一台です。
わたしにとってSteam Deckは、生活の中に“自由な遊び”を取り戻してくれるガジェットです。唯一の懸念は価格ですが、それを上回る快適さと満足感があったので、もう元を取った気分。これからぐりぐり使っていこうと思います!



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