※本記事では『ROUNDS』のTIP的な情報をまとめている。基本的には初学者~中級者に向けて書いている。
『ROUNDS』は、Landfall Gamesが開発・販売した一対一で戦うローグライトシューティングだ。2021年にリリースされた本作は、2024年11月に利便性向上と新規実績を追加するパッチがリリース。さらにはPlayStation版がリリースされ、クロスプレイも可能になった。
執筆時点(2025年1月)では、Steamレビューは圧倒的に好評 (レビュー数27,269件)を獲得しており、高い評価を受けている本作だが、国内での認知度がかなり低いのが個人的に非常に残念だ。
具体的な国内のプレイヤー数は分からないが、攻略記事が極端に少ない、steam内の国内レビューが少ない、SNSなどで話題に上がる数が少ないなどの理由で、恐らく国内において本作の認知度が低いことが伺える。
さて、本記事ではそんな『ROUNDS』の基本的なTIPについて記載する。
記事執筆の動機は、本作のヒントを網羅的に学習できる場所を作ろうと思ったのがきっかけだ。参考にしていただければ幸いだ。
※なお、操作キーの説明は基本的にPCを基準にしている。

中級~上級者に向けた攻略記事もあるので、下記記事も併せて確認してほしいニャ。
【基礎テクニック】シールドジャンプ
本作における基本的なメカニクスのひとつ、シールドジャンプについて解説したい。
どんなゲームでも重要なこの動作は、適切なポジションを維持するのはもちろん、不利な状況を回避することにも役立つ。本作では、通常のジャンプに加え、シールドを使ったジャンプがある。いくつか具体的にご紹介しよう。
①シールドジャンプの仕組み
本作では、落下しながら床に直撃する直前にシールドを展開するとすぐさま垂直に高くジャンプすることができる(以下、『シールドジャンプ』と統一)。このムーブを活用すれば、さまざまな場面で活用することが可能だ。
②シールド壁ジャンプ
壁に対してシールドジャンプすることも可能。上記のように、アクティブなムーブによって、相手との距離を一気に詰めたり、奇襲したりすることができる。
③シールドジャンプ+シールド壁ジャンプ
こちらはさらに応用したもので、床と壁を使った高度なシールドジャンプ。壁に密着するタイミングを調節すれば、横ジャンプの高さを変えることができる。
初学者にとってはタイミングが難しいかもしれない。こればかりは何度もプレイして、体感で学ぶしかない。オンライン上のプレイヤーでこれを使ってくる人は体感少ないので、習得すれば相手をあっと驚かせるムーブができるだろう。
【基礎テクニック】ジャンプの仕組み
『Rounds』のジャンプキーは、一般的なアクションゲームとは異なるシステムである。スペースバーを押すことでキャラクターがジャンプするのは同じだが、本作ではチャージ制が採用されているのが特徴だ。
ジャンプがリチャージされている状態でゲームは開始され、一度ジャンプするとキャラクターが地面か壁に触れない限りリチャージされない。これを応用すると、スペースバーを押さずに地面から落下し空中ジャンプしたりすることもできる。

落下死までの時間を空中ジャンプで伸ばすことができるよ!
【基礎テクニック②】しゃがみの効用
本作では『S』キーでしゃがむことができる。この「しゃがみ」には細かな仕様があるので、解説したい。
例えば高い位置からジャンプで落下する際は、『S』キーを押しっぱなしにすればより早く降下できる。また地上にいた状態でしゃがめば、ヒットボックスを45%程度下げることも可能だ。しゃがみを活用すれば、敵の弾を回避しやすくなるほか、狭い地形での立ち回りにも役立つ。
さらに、しゃがみ状態で移動することで被弾面積を小さくし、相手の射線をくぐる戦術も可能。特に「遮蔽物+しゃがみ」を組み合わせることで、相手からの視認性を下げつつ有利なポジションを確保できる。
さて、これらのテクニックは、すでに直感的に理解しているプレイヤーも多いだろう。続いては少しマニアックな効用について解説したい。
意外に知られていないのが、スラスターのような推進力に対する効用だ。上記の映像をご覧いただきたい。スラスターに対して、『S』キーを押すとわずかに推進力を軽減できているのが分かる。このテクニックは、相手に吹き飛ばされた際に位置をコントロールする際に重宝する。また、押されている方向の反対のキーと『S』キーを同時に押せば、推進力をさらに軽減することも可能だ。

意図的にスピードを調整して、相手の意表を突く動きもできるよ!
【応用テクニック】よじ登りの速さについて
続けて壁のぼりの仕様について。スペースキーの連打で壁をよじ登ることができるが、このスペースキー連打の仕方でその上昇スピードは少し変わる。上記の映像をご覧いただきたい。実はスペースキーを不規則なリズムで連打するよりも、規則正しいリズムで連打したほうがわずかに速い。このテクニックを習得すれば素早く高所を確保し、戦略的に有利なポジションを取ることが可能となる。

規則的なリズムを意識せず慌ててジャンプ連打すると、逆にめちゃ遅くなったりするよ!ボタンのリズムは戦いの中で感覚で覚えよう!
【応用テクニック】相手プレイヤーとの位置関係

あらゆるシューター系ゲームにおいて重要なことが、相手との位置関係である。いわゆる立ち回りスキルだ。通常のスポーツでも重要視される要素であり、『ROUNDS』とは「立ち回りの技術」と「運(カードの引き)」の総合スポーツであるといって過言ではない。
自身が被弾しないために、相手プレイヤーの弾道位置に行かないというのが基本的なテクニックだ。もっといえば、自分の弾は相手プレイヤーに当たり、相手プレイヤーの弾は自分に当たらない位置取りをするのが賢いムーブといえる。

カードスキルを除いたプレイヤースキルは、ほぼこのテクニックの良しあしに依存するといっても過言ではないです。
相手プレイヤーより常に高いところを陣取る
シューター系ゲームでは基本的な心構えだが、『ROUNDS』では、その重要性が高いことを留意しなければならない。弾は曲射を描くので、低所から高所に向けて射出しても相手プレイヤーに弾が届かないからだ。試合中は相手との高低差を常に意識して、有利なポジションをキープすることを心掛けたい。
【応用スキル】メンタルケア

1対1の対戦アクションである都合上、必ずどちらか一方が負ける。運が悪く負け続ければ、メンタルに支障をきたすのも無理はない。ましてや、『追尾機能 / Homing』『スプレー / Spray』『毒 / Poison』を重ねて連射された時や、『遠隔 / Remote』一枚で無双された時などは、「なんだこのク●ゲーは」と思ってしまうのものだ。いや、それが当然である。
eスポーツの世界では、ゲームプレイにおいて感情が結果に対して50~80%影響を与えると考えるという(参考記事)。その上でプロゲーマーは、ゲームプレイのスキルはもちろん、メンタルコントロール術の習得を最重要視するのだ。
人間は調子の良い時、悪い時のどちらもある。調子が悪いのなら、「なぜこんな負け続けるのか」少し落ち着いて立ち止まって考えてみてもいいだろう。頭で整理するだけで、感情的になることを避けることができる。こうした振り返りは、スランプから脱出する上で重要だと言える。

対戦ゲームにおけるメンタルケアなどについては、以下の記事も参考にしてほしいニャ。
【最重要事項】楽しめ!
最後に最も重要なコツだが、それは『ROUNDS』を楽しむことである。所詮はゲーム、されどゲームだ。本作との向き合い方は多様なものであっていい。しかし、「楽しんでこそ」意味がある。勝っても負けても「あぁ楽しかった」と考えることができれば、あなたはさらなる高みへステージを移すことができるだろう。

強くなっていく過程は楽しいけど、「楽しむ」ことがなによりも重要!





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